◆平成17年3月1日付で対等合併/いわきの福浜工業と三春の大一建設

 いわき市の福浜工業(佐藤毅社長)と三春町の大一建設(白岩良子社長)は、平成17年3月1日付で対等合併し、新たに「福浜大一建設株式会社」としてスタートすることを発表した。1月18日付官報に公告した。
 建設投資の減少が続き、経営環境が厳しさを増す中、両社は昨夏から本格的な合併の検討を進めてきた。公共事業はピーク時より半減し、さらに減少することが見込まれている中、「互いの長所を伸ばすことにより、相乗効果が期待できる」(服部福浜工業専務)として、15日に開催した株主総会で合併の道を選択した。
 存続会社は福浜工業とし、現在の福浜工業を本社、大一建設を三春支店とする。社長は佐藤毅氏が就き、白岩社長は副会長に就任、両社の役員は現在の役職のまま合併会社に移行するほか、従業員もそのまま雇用する。役職員総数は99人。資本金は8000万円。合併後の完工高は、70億円を目標とする。
 福浜工業は、いわき市を中心に土木工事及び建築工事、大一建設は田村郡を中心に土木工事をそれぞれ主力としており、直近の完成工事高は福浜工業が約43億円(16年6月決算)、大一建設は約12億5000万円(16年6月決算)。県の15・16年度ランクは、両社とも一般土木で最上位のSに格付けされている。
 所管建設事務所が異なる広域合併は、昨年、会津若松建設事務所管内の西部建設(会津若松市)と南会津建設事務所管内の南会工業(只見町)が合併し、「南会西部建設コーポレーション」が誕生しており、今回は2例目。そのほか、昨年は会津若松市の秋山建設とユアビス建設が経営統合し、「秋山ユアビス建設」が誕生するなど、県内においても再編の動きがでてきている。
 県建設業協会の佐藤勝三会長は本紙との新年インタビューにおいて、「仕事量が半減する中、必要に迫られて企業の合併が進むことが予想される。生き残りをかけた体質強化は中小企業の段階にきている。体力のあるうちに手を打つ必要がある」と述べている。