◆木村左官工業がU字溝反転機を開発、販売

 二本松市の許リ村左官工業(木村廣喜社長)では、重いU字溝を楽に反転させることができる機械、らくらく反転機「らっくる君」を開発、15年1月から販売を開始した。
 同社が開発した「らっくる君」は、重いU字溝を高齢者や女性でも簡単に扱え、少ない力で反転ができるため、作業能率は従来の3分の1に短縮できる。また、従来の手作業では反転時に手や足を挟まれる危険が常につきまとっていたが、反転機の使用で安全な作業環境が実現し、建設業の労働災害が多発している中、労働災害防止に大いに役立つ製品である。福島労働局の指導を受け「取扱作業手順書」も作成して安全に万全を期している。
 同社社長が「らっくる君」を開発したきっかけは、平成12年に重さ600sのU字溝125本を反転させて敷設する工事の受注。従来はテコの原理で人力(3人程度)で反転させる方法だった。それは高齢者にとって体に大きな負担で、若者でもきつい仕事であった。社長は最初H型鋼にコの字型フレームを取付、手動で反転させる方法を考えたが、U字溝は持ち上がったが反転しなかった。自宅でティッシュペーパー箱の両端をボールペンで挟んで試し吊りをして重心を探っていた。探っているうち、箱が反転するポイントを発見した。そこでU字溝を両端から挟み込むユニットパネルを自分で製作して、取り付けてみたところ見事にU字溝は反転した。
 平成14年2月中小企業創造活動促進法に基づく福島県の認定を受け、同年10月に「U字溝成形品の反転機工具」で特許を取得した。
 同製品はU字溝側溝のどんなサイズ、勾配調整型側溝でも、ユニットを付け替えれば対応できる。また、ユニットの付け替えもらくらく簡単にできる。
 手作業やその他の機械での反転では、成形品の欠損(ヒビ、カケ)がしやすいなどの難点があったが、空中での回転のため、破損の心配が無くなった。
 木村社長は「らくらく反転機らっくる君は労働災害防止に大いに役立つだけでなく、きつい作業を軽減できる。使ってみて頂ければその良さがよく分かると思います。是非多くの現場で使用していただきたい」と製品のすばらしさをアピールした。
 商品の問い合わせは、許リ村左官工業、電話0243ー23ー6320、FAX0243ー23ー7865、ホームページアドレスはhttp://www.kimura-sakan.jp