◆「地域密着・小規模・多機能」ケアサービス/錦興業

 いわき市の錦興業では、介護分野に進出するための新会社を設立した。新会社名はケアサポート慶(よろこび)で、現在通所介護事業(ディサービス)及び痴呆対応型共同生活介護事業(グループホーム)、居宅介護支援事業を行う『ケアセンター朝日台』(いわき市金山町朝日台132地内)=写真=を建設、2月19日にオープンを予定している。

 同社はいわき市南部で長年に渡り建設業を営んで来ており、地域貢献の考えのもと新分野に進出した。一つには、地域の雇用確保、二つには、新分野への本格参入で、本業のハード面だけでなく、運営のソフト面でも地域貢献できる実績づくりを考えている。

 ケアセンター朝日台は、住み慣れた地域の中で生活したいという利用者のニーズと介護する家族の負担軽減を図るために、「グループホーム」「ディサービス」「居宅介護支援事業」を併設することにより、「地域密着・小規模・多機能」なケアサービスの実現を目指している。また、地域に開かれた施設運営として、ディサービススペースを地域住民が自由に使える場として開放、地域住民が介護を理解するためのイベントやお年寄りを持つ家族の悩み相談等を行う計画。

 建物は、鉄筋コンクリート2階建て延べ床面積994.95u。ディサービスは定員20名で、サービスアイテムは機能訓練、入浴介助、特別入浴介助、送迎、食事提供。要介護2の方が利用した場合、1日当たりの自己負担は約1186円。グループホームは定員18名で、全て個室タイプ。要介護2の方が利用した場合、1ヶ月(30日)当たり自己負担は約118490円(全食事付き)。こうしたサービスをケアマネージャー、介護福祉士、看護師、ホームヘルパー2級資格者など22名のスタッフが介護にあたる。

 ディサービスゾーンとグループホームゾーンは中庭で仕切られており、ディサービスゾーンには交流スペース、厨房、浴室、車椅子利用者が楽に入れる特殊浴槽も配置。交流スペースは、休日、夜間等近隣住民との交流に開放するとともに、介護関連のビデオや映画の上映、講演会など要介護を抱える家族のための相談の場や一般の理解を深める場として利用する。グループホームゾーンは2階建てで、中庭を見ながらくつろげるリビング、浴室とワンフロア9室の居室。リビングスペースは、共同で調理、配膳、食事ができる配置になっている。全個室の居室は、家族が寝泊まりできるスペース12uを確保。また、トイレは3室に1箇所の割りに配置されている。

 同社では、「ケアセンター朝日台」の運営をしっかり行い、その後、居宅介護支援事業を軌道に乗せて行きたいとしている。さらに、「地域密着・小規模・多機能」ケアサービスを行いたい他地域にも、その輪を広げていけるようハード・ソフト両面で相談に応じていきたいとしている。